矯正治療には検査と診断が重要です。特に、インビザラインでは、術前にインビザライン治療のシミュレーションソフト(クリンチェック)を用いて、全てのアライナーを完成させてしまうシステムのため、検査と治療計画の重要性が、従来法の矯正治療より高まっています。
当院では、レントゲン、CT、口腔内スキャナーなど、医療機器をフルデジタル化し、診断精度の向上を目指しています。そして、セファロ分析、デジタル咬合器等のソフトウエアの解析結果を用い、クリンチェックを作成し、患者様のご希望をよくお伺いした上で、治療方針を決定しています。インビザライン治療においては1本1本の歯の位置をミクロン単位で調整し、機能的で、美しい仕上がりを目指しています。
デジタルパノラマレントゲン撮影
デジタルセファロレントゲン撮影と分析
写真撮影
光学スキャナーと模型分析
医療機器のデジタル化に伴い、従来の型どりから、光学スキャナーによる型どりに歯科治療は進化しています。当院ではiTero element 2という機器を採用しています。


デジタル咬合器による咬み合わせの診査
★CT画像により診断の有用性

歯科専用に開発されたCTですので、医科用CTと比べて、撮影時間は短時間で済みます。 被曝量も10分の1程度に抑えることができます。骨(歯槽骨)歯周病が進行している方の場合、骨が少なくなっていることがあります。歯並びを整えるために歯を動かしますが、これは、骨(歯槽骨)の代謝機能を利用しています。つまり、CTにより骨や歯槽骨の状態が正確に計測できますので、歯の移動の限界が予測でき安全な治療ができます。 また、 非抜歯矯正治療を行う場合、顎を広げるという方法を用いることがあります。 顎の幅や奥行などを把握するのに必須です。