インビザライン

インビザラインとは?

「インビザライン・システム」 では目立たず、透明に近い、取り外しが可能なマウスピースを用い、矯正治療を行います。1枚1枚、型が違うマウスピースを交換しながら、歯並びを整えていく装置です。専用のソフトウエアで最終目標となる歯並びを設計し、術前に全てのマウスピースが完成します。

このインビザライン・システムは、現在、世界80カ国以上の国々で提供され、 これまでに1200万人を超える患者様が治療を受けられています。

そして、その膨大な治療データを元に、インビザライン・システムは最先端のテクノロジーで常に業界をリードしています。

インビザラインの特徴

インビザラインの5つの大きな特徴

  1. 装置が目立ちにくいので、審美性を損なうことなく矯正治療を受けることができる
  2. 歯を後方に動かせるため非抜歯の矯正が得意
  3. 痛みなどの違和感が少ない
  4. 患者様ご自身で取り外し可能なので、歯磨きがいつも通りできる、虫歯や歯周病などの病気になりにくい
  5. 金属を使用しないので、金属アレルギーの方でも使用することができる
  • 通常、1回の型取りですべてのマウスピースを作製するので、歯の型取りに伴う患者様のご負担を軽減することができる
  • マウスピースは薄く滑らかな素材で作製されているので、口腔内を傷つけたり、口内炎になったりするリスクが少ない
  • ワイヤー矯正と比較し、通院回数が少ない(2、3か月毎)
  • コンピューター上のシミュレーションにより仕上がりの確認ができる
  • 3Dデジタルで設計を行うので、歯型の再現性が高い

インビザラインとワイヤーブラケット矯正の比較表

ブラケット装置(歯の表面、ラビアル矯正) ブラケット装置(歯の裏側、リンガル矯正) マウスピース型装置(インビザライン)
特徴 一般にに普及している 目立ちにくい 見えにくく取り外し可能
通院間隔 〇 1か月に1度 〇 1か月に1度 ◎ 2~3か月に1度
見た目 × 目立つ 〇 見えにくい ◎ 見えにくい(外せる)
費用 ◎ 一般的に安い × 高い 〇 少し高い
食事 ▲ 制限がある ▲ 制限がある ◎ 装置を外して食べられる
歯磨き ▲ 手間がかかる × 裏側なのでより難しい ◎ 装置を外して磨ける
痛み ▲ 少しある ×多い 〇 少ない
話し ▲ 少し話しにくい × 話しにくい ▲ 少し話しにくい
装置が外れる ▲たまにある × 多い 〇 かなり少ない
仕上がり 〇美しい 〇美しい ◎大変美しい
「インビザラインGO」 or 「インビザラインライトパッケージ」による部分矯正

インビザライン治療の流れ

1.まず、インビザライン治療を行うための講習を受けたドクター が、治療計画を作成するために、患者様の写真やレントゲン(任意)を撮影し、i tero element2(アイテロエレメント)という口腔内スキャナ―で光学印象を採得します。

2.その後、インビザライン・ドクターが作成した治療計画に基づいて、アライン・テクノロジー社が患者様ひとりひとりに向けてカスタマイズした3D治療計画を作成します。この3D治療計画では、患者様が治療完了時における歯牙の予測最終位置を確認することが可能です。また、この治療計画を基にカスタマイズしたアライナーを作製します。また治療計画は、どの程度の治療期間が見込まれるのか判断する材料となります。

3.ひとりひとりにカスタマイズされたアライナーは、インビザライン・ドクターの方々に治療計画をご承認いただくと製造され、先生方のクリニックに出荷されます。

4.その後、アライナーを患者様にお届けします。患者様には、毎日アライナーを装着していただき、1週間ごとにアライナーを交換していただきます。

5.約6~8週間ごとに、インビザライン・ドクターの診察を受けていただき、治療の進捗を確認していきます。一般に歯の移動には1年から3年かかります。

6.動的治療終了後、歯牙の位置を安定させるためにリテーナー(保定装置)の使用が必要となります。

インビザラインと加速矯正

インビザラン矯正をスピードUPする加速矯正装置オーソパルス。オーソパルスは近赤外線を発し、細胞を活性化します。

PBMオルソ社による加速矯正装置PBM Healingが発売されました。オーソパルスと機能は同等で、価格が安いようです。オルソパルスと同様、未だ薬事未承認製品ですので、輸入手続きの関係上ご希望の方はご相談ください。

インビザラインの症例

症例のページはこちら

Q.インビザラインの適応症

当初は抜歯を伴う矯正治療などでは難しいとされておりましたが、現在ではほとんどの方に適応可能です。それはマウスピース型装置自体の改良によるものと矯正歯科医の知識や経験の蓄積による治療ノウハウの進化との両方が寄与していると考えられます。マウスピース型矯正装置は、健康保険が適応される装置には認められていないので、外科手術を併用する矯正治療など、健康保険が適応される矯正治療には使用できません。

Q.インビザラインでちゃんと治りますでしょうか?

近年では、マウスピース型矯正装置に関する論文も数多く見られるようになってきており、それらを参照しますと従来型の矯正装置に比べても遜色ない精度で矯正治療を行うことができるとされております。また、矯正治療を成功に導くためには以下の二つが必要です。

    • 矯正医の正確な分析と適切な治療計画
  • 患者さんの協力

この二つがあればより高い治療結果が得られるはずです。

最新情報

・2019年3月21日よりインビザライン・ファーストが開始しました。

・2017年ドバイでのインビザラインミーティングでの情報です。インビザラインはワイヤー矯正に比べless invasive   侵襲が少ないless resorption 歯根吸収が起きにくいless Hygiene problem 口腔衛生上の問題が起こりにくいless Breakage 装置が壊れにくいとのこと。インビザラインには利点がいっぱいありますね。矯正治療はインビザラインがスタンダードとなる日も近いでしょう。
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